【YZ-2DTM3】悲報:ピニオンギヤが逝ってしまったので原因を究明する
ラジコンは普通に走らせているだけでも、様々な箇所が劣化していくわけですが、壊してしまうたびに得も知れぬ背徳感に包まれ落ち込んでしまいます。
操作方法が悪かったのではないか?それともグリスアップしていなかったからなのでは?などなど思い当たることが多々あります。
本記事ではピニオンギヤが逝ってしまった原因の洗い出しと解決策について考えてみたので御覧ください。
随分貧弱なピニオンギヤだけど材質はアルミなの?超硬なのにアルミなの?
ご訪問ありがとうございます。
以前ピニオンギヤがボロボロになってしまったことを報告したのですが、とうとうお亡くなりになりました。
我ながらここまでよく使い込んだなと思います。
使用していたピニオンギヤは26T、新しい下側のものは27Tと若干大きさは違うのですが、これほど径が小さくなっていることには驚かされました。
歯の形も摩耗してしまいトゲのように先端が細くなってしまっていたのに、よく歯飛びしなかったものだと感心してしまいます。
バックラッシュに問題があったのかもしれません。
ラジコン界隈では、バックラッシュを制するものピニオンギヤを制すという格言があります。
冗談です。そんな言葉はありません。
しかしバックラッシュの調整が重要であることは本当のことです。
ギヤ同士をかみ合わせた時にできる隙間のこと。
バックラッシュの調整にどのような意味があるかというと、きつすぎると摩擦が多く回転不良や磨耗の原因になり、甘すぎると歯飛びやギア欠けにつながります。
今回の場合はギヤが欠けているわけではないので、バックラッシュがキツすぎて摩耗したと見るべきでしょう。
実際Twitterでつぶやいたところそのようにご指摘いただきました。
そうであれば対策としてバックラッシュを広くしてしまえば問題は解決のはずですが、たなか的に納得しかねる点があります。
一般的にバックラッシュを調整する際にはギヤ間にビニール1枚分のスペースを開けるのですが、たなかも例にもれずそのように調整していたのにギヤは摩耗してしまいました。
そういうわけなので原因は他にあるのかもしれません。
ピニオンギヤの経年劣化が原因でしょうか。
森羅万象に時間の流れは平等なのですから劣化は免れません。
そこでYZ-2DTM3に装着していたピニオンギヤの材質を確認してみました。
たなかはヨコモ 26T 超硬プレシジョンピニオンギヤを装着していて、商品の詳細欄を見てみるとこのピニオンギヤはアルミ製のようです。
アルミと聞くとかなり貧弱なイメージがありますが、イメージだけで判断するわけにはいきません。
そういうわけでアルミ製のピニオンギヤの平均的な寿命をGoogle先生で調べてみたのですが、そのようなデータを見つけることはできませんでした。
たなか自身で調べたいのは山々なのですが、いかんせん金銭的な理由で実行することができません。
いつか誰かが調べてくれることを楽しみに待つことにします。
せっかく記事に組み込んだのに、わかりませんでしたというのも何なので、自転車のチェーンリングの寿命を比較対象にしてみました。
Google先生「チェーンリングの寿命は約1万kmから2万kmだってさ」
え?...距離で言われてもわかりません。
さすがに1/10スケールのラジコンを自転車と比較するのは無理があるようです。
しかし、自動車の寿命が一般的に10万kmと言われていることから考えると、自転車で1万kmってかなりの距離ですよね。
たなかのYZ-2DTM3のピニオンギヤは3ヶ月弱、バッテリー約60パックで破損してしまいました。
経年劣化とも言えないような気がします。
材質がしょぼいんじゃね?
原因として他にもグリスアップをしていないことが考えられますが、バギーのむき出しのピニオンギヤにグリスを塗るのは、逆に埃を呼び込んでしまいギヤを劣化させてしまう要因になりかねません。
あと考えられるのはピニオンギヤの材質の問題です。
材質がアルミであることは先に述べました。
ただし一口にアルミとは言ってもその種類は多岐に分類されていて一概に強度について語ることはできません。
主に1000番手系~7000番手系までに分類されており、1000桁台の数字が変わる度に特徴が大きく変わっていきます。よく耳にするジュラルミンは2000番手系の銅を多く含有した合金です。
商品名に「超硬」の名を冠しているのですから、アルミの純度99%以上である1000番台とは考えにくく(純アルミは強度が低い)2000番手以上であると考えられます。
その商品名に値する素材として超々ジュラルミンと呼ばれるA7075が使われているのではないかと推察されます。
いやいや、そんな推察できるわけがありません。
第一超々ジュラルミンとやらがどの程度の硬さなのかは知りませんが、樹脂製のスパーギヤの強度に負けるとは思えません。
壊れるのならばスパーギヤが先ではないでしょうか?
たなかは下手をしたら一番柔らかい1000番手系が使われている可能性すらあり得ると考えています。
名前に騙された!ちくしょおおぉぉぉぉ!!
(いち消費者の個人的見解です。本記事は特定の企業を貶めるものではありません。)
ついつい気分が高ぶってしまいました。
そういうわけなので、アルミよりも強度が高いスチール製のピニオンギヤを装着することで長期間の運用に耐えることができるでしょう。
たなかは京商のスチールピニオンギヤ[PNGS4827]を購入しました。
値段も同程度なのでコスパ面でも優秀です。
まとめ
結局全責任をピニオンギヤの材質に押し付けてしまいましたが、実は全く違う原因でギヤの摩耗が早まったのかもしれません。
ただし超硬ピニオンギヤの傷の入り方は異常です。
原因が何であれ、ピニオンギヤが外に出ているオフロードバギーを走らせるのならば、スチール製のものを使ったほうが無難でしょう。
ツーリングカーなどはわずかな重さでも挙動が違ってくるでしょうから、軽いアルミ製のピニオンギヤを使ったほうがいいのかもしれませんね。
- LIPOバッテリー1号 充電44回
- LIPOバッテリー2号 充電43回
ラジコン支出
- 1月 2,539円
- 2月 51,509円
- 3月 2,422円
- 4月 2,916円
- 5月 0円
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